虹色人魚姫
後書
最後に。人魚はきっといっぱい伝えたいことがあったと思うのです。実際プロットでは最後に人魚は結構喋ってたんですが、伝えたい気持ちがありすぎると、かえって言葉がなくなるんじゃないかなあ。と思ってこうなりました。恨み言のひとつも言いたかっただろうし、でも感謝の言葉も言いたかっただろうし。でもどれを伝えたとしても、彼女は泣いてしまうかどうかしてしまうから、それならいっそ笑顔だけ忘れないでと、伝えることをやめてただ笑っていました。
人魚はどうしても切ないエンディングしか迎えられないのでしょうか。
それを人はしあわせと呼ぶのかどうかは解らないけれど、こんなエンディングがあってもいいかもしれません。
7日間連続更新、途中でストックがつきてヤバイと思ったこともありました。サイト6周年記念の一環だったのですが、無事にやり遂げられて嬉しいです。
最後まで読んで下さってありがとうございました!2006.08.25back menu home