真空の聲、静謐の旋律

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   β:初夜3

 濡れた吐息でミクが叫んだ。潤んだ瞳からは一筋の涙がこぼれ落ちている。
 顔を上げようとするがくぽの気配に気づいて、ミクが抱きしめる腕を緩めた。間近く見つめあったがくぽが、戸惑いながら  藤色の瞳を潤ませてニヤリと不敵に笑う。
「俺の全部か。ずいぶんと強欲だな」
「ダメ?」
「いいや。気が合うな、まったく同意見だ」
 何かを言いかけたミクの唇をがくぽの唇が塞いだ。甘い微熱にうかされて、奪い合うように求め合い、与え合った。絡み合う舌が、混ざり合う唾液が、触れ合う肌が、何もかもが身も心もとろけさせる。
「また泣かせるかもしれない」
「泣いてもいい」
「今度は途中で止められないかもしれない」
「止めたら……怒る」
「……それは怖いな」
「止めないで。ちゃんと……、その、最後まで……」
 顔を赤らめて言い淀むミクの頬に優しく口づけて、耳元で囁いた。
「全部、だ」
「……ぜんぶ……」
「……俺の全部をもっと欲しがってくれ」
「……がくぽのぜんぶが……ほしい、です」
「……ああ」
「がくぽは……? 私の全部を欲しがってはくれないの……?」
「欲しい。ミクのすべてが  何もかもが欲しい  !」
 抑えきれずに激しく唇を求め合った。初めて口づけを交わした時よりも遙かに高鳴る鼓動に、目が回りそうなほどだ。
 息が止まるような口づけの後、がくぽは背中に絡みつくミクの細い腕を振りきって身体を起こした。下衣と下着を脱ぎ捨てて、ミクを抱きしめて再び唇を重ね合う。熱い吐息が混ざりあって、高鳴る胸に拍車をかける。
 ミクを抱きしめていた右手を緩やかに腰へと回して、優しく膝へとなでていく。問うように膝を数度なでると、ミクの膝がじわりと誘うように開いた。誘われるまま、がくぽの手が膝から内側を通って大腿を温めるように下りていく。
 激しい口づけに応えるのに必死になっていたミクは、がくぽの手の動きから気を逸らしていた。
「ひゃあんっ!」
 不意に  唐突に、羽が触れるように軽くやわらかに  かすめるようながくぽの指の動きに甘い悲鳴をもらしてびくりと身を震わせた。
「どうした?」
 悲鳴とともに唇を離されたがくぽが物足りなそうに  意地悪く笑いながら、もう一度同じところを指でなぞる。
「あ、あ……っ、ちょ……、ま……って」
「待たない」
「だって、あ、やああ……っ! ……え? なに……?」
 がくぽがニヤリと笑ってミクの目の前に濡れた指を見せつける。
「……解るか? もうこんなにあふれてる」
「……え……。なに? なんで? どうして?」
「お前の身体が男を欲しがってる証拠だ」
「……どうなってるの?」
「……こういうことだ」
 戸惑いながら見上げてくるミクを見つめたまま、がくぽは優しく微笑んで  あふれる愛の泉に静かに指を滑り込ませた。
「……っ!」
 昨晩傷つけたところをそっと指でなぞる。軟膏を塗ったときに聞かれた悲鳴はなく、ただ大きな甘いため息がミクの口からもれてくる。
「……もう痛みはなさそうだな」
 安堵したがくぽの呟きに、ミクが藤色の髪を優しくなでた。
「……最初に言っておくね。これから私が泣いても、がくぽのせいじゃないから……。自分を責めたりしないでね」
「ミク」
「あの、私その……初めてだから解らないけど、なんとなく……、こういうのってきっと一度は痛い思いをしないといけないっていうか、どうがんばっても避けられないような気がするの。だから……、先延ばしにしても多分痛いのには変わりがないような気がするから、その……」
「ミク?」
「その……、今、がんばるから……。ただちょっと……、できれば優しくして下さい……」
「……ああ」
「泣かないようにがんばるけど」
「ああ」
「泣いたらごめんね」
「泣かせないように優しくする」
「今度は……泣いても引き返さないで……」
「……、ああ……」
 ミクの言葉に胸の奥が熱くなる。こんなにも健気に受け入れようとしてくれている。それだけで天にも舞い上がる気持ちになってしまう。
 飛んでいってしまいそうな心を繋ぎ止めるように、がくぽはミクに優しく口づけた。
 やわらかく温かい唇の感触を味わいながら、くすぐるようにミクの愛の蜜に満たされた扉を少しずつ優しく開いていく。戸惑いながらも待ち焦がれていたかのように重い扉は開かれて、がくぽの指を誘い招き入れるようにねっとりとした蜜が指先に絡みついてくる。
 重なり合う唇の隙間から、ミクの甘い吐息がもれる。潤んだ瞳が閉じられて、切なげに白い首筋を反らせた。唇を離せばミクの瞳がうっすらと開かれて、間近く見つめるがくぽを誘うように吐息混じりに微笑んだ。
 薄暗い部屋の中でさえ眩しいほどの微笑みは、がくぽをただの男にするのに充分すぎるほどだった。がくぽの唇が、舌が、吐息が、ミクの首筋を埋め尽くすように這う。その度にミクの唇からは艶を帯びた吐息がもれ、がくぽの指は熱い蜜に溺れていく。
「ん……、」
 後を追うようにがくぽの指がもう1本滑り込んできた。くちゅりと音を立てて少しずつ、優しく闇をかき分けるように扉の奥へと進んでいく。
「がく……、あ……」
 ミクの首筋を埋め尽くしたがくぽの唇が、それだけでは飽きたらぬかのように鎖骨を越えて胸元へと下りていく。傍目でも解るほどにどくんどくんと高鳴るミクの控えめな胸を、がくぽの唇が啄んだ。小さな悲鳴とともにミクがその身体を震わせる。
「ミク……聞こえるか?」
 乱れた息で耳を澄ませば、うるさいほどに高鳴る鼓動と  がくぽの指が奏でる蜜色の旋律が静まり返った部屋に響く。
「聞こえる……、なんか恥ずかしいんだけど……」
「そうか? 俺はひどく刺激される」
「そう……なの?」
「ああ。……昨晩と違うのが解るか?」
 昨日傷ついた場所よりもさらに奥で、がくぽの指が大きくかき乱した。ミクが身をよじって熱い吐息をもらす。
「は、あ……っ、わか、る……よ」
「拒むように閉じていたのが、今はこんなに……」
「きゃ……っ!」
「いい顔だ。もっと見せてくれ」
「意地悪……っ、ああ、ちょ……っと」
「ミク、愛してる」
「……っ、」
「その吐息すら愛おしい」
「……、……!」
「震えるほどに美しい……」
「……ぁ、…………」
「もう……、耐えられない……」
 がくぽに掠れる声で囁かれ、ミクは小さく頷いた。心も呼吸も乱され果てて、もはや言葉を紡ぐことすらできない。乱れた呼吸を整えて、小さく息を飲んでミクが消えそうな声で囁いた。
「……きて……」
 互いに潤みきった瞳で見つめあい、微笑んだ。心臓があり得ない速度で早鐘を鳴らしている。こんなにもしあわせで嬉しいくせに、計り知れないほどの緊張に身体が震えてしまう。きっとお互いに同じ気持ちだったのだろう、互いに困ったように笑い合った。
「ミク……、」
 思うままに溺れていたがくぽの指が、名残惜しそうにそっと離れた。熱い大きな手がミクの腰を軽く持ち上げる。
 藤色の瞳に再度のぞき込むように見つめられ、ミクは頬を薔薇色に染めて強く頷いた。それを見たがくぽが優しく微笑む。
「……ミク、愛してる……」
「が……、…………っ!!」
 微笑み返そうとしたミクの笑顔が強ばった。声どころか、息ができない。昨晩の痛みが強烈によみがえり、ミクががくぽにしがみついて脚に力を入れる。
「ミク……、」
「あ、や、う……っ」
 強く扉を叩かれて、開きかけていた扉は急速に閉ざされようとしていた。ミクが歯を食いしばるように音を立てて扉は閉ざされ、がくぽが門前で立ち尽くす。
「……ミク」
 優しく囁いてがちがちに強ばっているミクの細い足をゆっくりとなでる。落ち着かせるようにゆっくりと、何度も何度も丁寧に優しくなでた。
「……、っ……! 、がく……」
 今にも泣き出しそうな顔でミクががくぽの困り果てた顔を見上げた。無理強いはしないと言った通りに、動こうとはせずにただ再び扉が開くのを静かに待っている。さするように脚をなでながら、泣きじゃくる赤子が泣きやむのを待つように  
 ミクは鼻を啜って笑って見せた。ぎこちない笑顔だったに違いない、がくぽが困ったように笑っている。
 だいじょうぶだから  
 ミクの唇が声もなく語りかけた。がくぽはそれでもしばらく動かないでいたが、やがて小さく息を飲んで、できるだけ静かに重い扉を押し開いた。
 これまで誰も受け入れたことのない扉は重く、先ほどまでわずかに開いていたのとは比べものにならないほどに広く押し広げられて、ぎりぎりと音を立てて軋んだ。可能な限り静かに、そっと開いてくれているのが解るが、それでもなお逆らうようにがくぽを拒もうとした。
「ミク……、愛してる」
「わたし……も……、がくぽのこと」
 絡み合う茨に覆われたその場所を、がくぽにひとつひとつ優しくほどかれながら  こんなにも優しくしてくれているのに、こんな痛みに耐えなければならないのかと思いつつも  すべての茨をほどききってたどり着いてくれるのを切望している。
 全部が欲しい、その言葉のままに痛みに耐えながらがくぽを待っている。
 言葉にして伝えたら、がくぽは喜んでくれるだろうか?
 そう思っても、想いを言葉にしようとした瞬間に悲鳴を上げてしまいそうで、ミクは言葉を紡げない。
 ただ涙をこらえて悲鳴を食いしばって、ひたすらに愛する男を待ち続ける。
「ミク」
 知らない間に固く目を閉じていたミクの唇にがくぽの熱い唇が重なった。幼子をあやすような甘く優しい口づけに、なでられている脚の力が少しずつ抜けていく。
 がくぽを抱きしめる腕にわずかに力がこもる。触れ合う肌から互いの熱が、想いが伝わっていく。
 焦がれるように、ミクが腰を浮かせた。それまでがくぽを拒むように蔓延っていた茨が、誘うように開かれる。戸惑いながらも、がくぽが慎重に奥へ奥へと侵入していく。
「……ミク」
「あ……」
 呼ばれ、信じられないといった顔でがくぽを見つめたミクが  穏やかな微笑みを受けて嬉しそうに笑った。
「ミク、解るか?」
「……わかる……」
 額に浮かんだ汗がきらきらと輝いて、ミクの笑顔を何倍にも眩しく見せる。
「嬉しい……!」
 両手で強くがくぽを抱きしめた。抱き寄せられたがくぽがミクの耳元で安堵のため息をつく。
「……良かった……」
 ミクの笑顔がそこにある。昨晩のように泣かせずにすんだというだけでも胸をなで下ろすのに、眩しいほどの笑顔を向けられたらもはやどうしたらいいのかわからないくらいだった。うっすらと汗ばんだミクの背中を抱きしめて、何度も頬をすり寄せた。ミクの頬を伝っていた温かい涙ががくぽの頬を濡らしていく。
「あのね、私の中にがくぽがいるの、わかるよ」
 子供がとっておきの秘密を打ち明けるように、ミクが悪戯っぽく囁いた。
「ああ」
「すごく嬉しい……」
「ああ……俺も嬉しい」
「今、私たち、ひとつだね」
「ああ、そうだな」
「さっきから頷いてばっかり」
「ミクと同じ気持ちだからだ。本当に……どれだけ嬉しいと思っている? 今俺はお前のもので  お前は俺のものだ」
 がくぽの熱っぽい囁きに、ミクの身体の奥がきゅんと音を立てた。頬を頬を合わせたままで、藤色の髪を優しくなでる。
「ミクの中が熱い……」
「……あっ!?」
「どうかしたのか」
「あっ、ううん、違うの、あの……」
 合わせていた頬を離して見つめられて、ミクが困ったように取り繕う。
「痛むのか」
「ううん、そうじゃなくて、どう言えばいいんだろ……」
 表現する言葉を探してミクが眉間に皺を寄せる。がくぽが指で優しくミクの眉間をなでてやれば、くすぐったそうに笑う。
「もう」
「かわいいな」
「え?」
「ミクがかわいい」
「……あっ」
「今度はどうした」
「解った。今の。さっきと同じ」
「……?」
「お腹がね、きゅうんってするの」
「きゅうん?」
「そう、なんか胸がきゅーんってすることない? それがお腹でするの。きゅうんって」
「……ほう」
 謎が解けて晴れやかな顔をしたミクと対照的に、がくぽがニヤリと笑った。長い髪をなでて再び頬を合わせながら、
「ミク。お前のすべてが欲しい」
「……っ!」
「何もかも……俺のすべてと引き替えに……何もかも、ひとつ残らず……」
 熱を帯びた吐息がミクの耳元をくすぐった。
「……今、きゅうんってしただろう」
「えっ? なんで解るの?」
「解るさ」
 頬を離して微笑むがくぽをミクが不思議そうに見上げた。がくぽがミクの額に優しく口づけると、静かに腰を引いた。
「え……、あっ、あ……」
「……ミク」
「がくぽ……、んん……」
「大丈夫か?」
「……、だいじょう……ぶ、……」
 寝た子を起こさないようにゆっくりと抱き上げるかのように、がくぽが静かにミクが開いた道を往復する。まだ道にすらなっていないその場所を、がくぽが踏み固めて少しずつ道にしていく。一歩ずつ丁寧に、優しく、傷つけないようにゆっくりと。
 ミクの小さく短い息が、がくぽの動きに合わせて緩くゆっくりと大きくなっていく。
「ミク、好きだ。愛してる……」
「私も、がくぽのこと、好き……だよ」
「そんな……切なげな瞳で見つめないでくれ……、奪い尽くしたくなる……」
「……奪っていいよ……」
「……っ!」
「その代わり……。がくぽの全部をくれるんでしょう……?」
「ミク」
「ねえ、がくぽのぜんぶ、ちょうだい……」
「……ミク……!」
 抱き寄せられて、唇を奪い合った。愛に飢えた獣のように、奪い尽くすように舌を、吐息を絡め合う。
 やがて唇を離し、がくぽの髪をなで続けていたミクの手をほどいて指を絡めた。そのままベッドに押しつけて、ミクの両手の自由を奪う。
「……ミク。すまない、少しの間耐えてくれ。後でいくらでも俺を罵ってくれて構わない」
「がくぽ?」
「本当にすまないと思っている。だがもう……、本当にもう、耐えられない……」
「え……、あ、あっ、あ……!!」
 それまで静かな凪のようだったがくぽの動きが、突然嵐のように吹き荒れた。
「や……っ」
 つい先刻、あんなにも優しく丁寧に傷つかないようにひとつひとつほどいていった茨を、引きずり出して斬り刻みながら引きちぎる。茨が引き裂かれる度に赤い花びらが散り、重く軋む扉を朱色に染めていく。
 あまりにも乱暴な  暴力的に豹変した侵入者に、ミクは耐えかねて歯を食いしばり固く目を閉じた。何度もなでられて緩んだはずの両脚をがちがちに強ばらせる。
 指を絡めて押さえつけられた手を、強く握りしめた。ミクの爪ががくぽの手の甲に食い込み血を滲ませたが、歯牙にもかけずに動きを加速させていく。
 ぎりぎりと責めるように食い込んだ爪の痛みに、がくぽはミクの顔をのぞき込んだ。両腕を押さえつけられ、悲鳴を上げまいと歯を食いしばって耐えるミクの苦しそうな表情に  がくぽは目を閉じた。
 大切にしたいのに。愛しているのに。ミクのすべてを知りたくて  ただ笑顔を見たいだけなのに。
 がくぽの心を置き去りにして、抗い難い衝動が彼の中の男を突き動かした。理性も何もあったものではない。愛も優しさもそこにはない。欲望ですらない、もっと原始的なものだ。
 つい今し方までがくぽを受け入れようとしていたミクの身体は固く閉ざされ、強く拒んでいた。それを無理矢理押し広げて、傷つけながら奪い尽くす。
 あまりに悲痛なミクの表情を、これ以上見ていられなかった。そんな表情を自分がさせているという現実を、目の当たりにしたくなかった。
 守りたいものを守れないどころか、傷つけてさえいるくせに  苦しそうに喘ぐ声に、嗜虐心を刺激される。ミクの頬を伝う涙を見れば胸に刃を突き立てられるような鋭い痛みが走るのに、息が止まりそうになるのに  身体はどうしようもないくらいに快楽に溺れていく。背筋が痺れて原始的な欲求を満たそうと全身の血が騒ぎ、駆り立てられるようにミクのすべてを奪い尽くしていく。
(どうしてこんな……)
 自分に対する怒りと情けなさとで涙が出そうだった。こんな顔を、こんな自分をミクに晒したくなどなかった。
 目を閉じたままかすかに顔を逸らしたがくぽを、ぽたりと頬に落ちた滴に目を開いたミクが見つめた。
 汗だったのか涙だったのか、顔を背けたがくぽからは窺うことはできない。
 ただ、胸の奥がちりりと音を立ててひび割れたような気がした。
(私を見てはくれないの……?)
 奪ってくれと言ったのはミクだ。先送りしたところで辛いことに変わりはないから、今がんばるとも言った。
 内側から灼かれるような痛みに耐えながらも、その言葉を後悔はしていない。何故なら、がくぽがミクを求めてくれたからだ。
 あれほど饒舌に愛を囁いたがくぽが沈黙したまま、目を閉じて顔を背けて求めているのは本当にミクなのだろうか。
(……何で今こんなこと考えるの……?)
 ぞくりとした。
(ねえ、がくぽ。私を呼んで……)
 握りしめる手にぎゅっと力を込める。
(お願い……、私を呼んで……)
 ミクの祈りは声になることはなく、がくぽに届くこともなかった。
 自分の内側から乱暴に踏みにじり、引き裂き、喰いちぎられ、激しく突き上げられる痛み以上に  ぎりぎりと胸を締め付け楔を打たれる痛みの方が苦しかった。
 がくぽの手を強く握りしめたまま、ミクは再び固く目を閉じた。
(でも……、今がくぽを受け入れてるのは間違いなく私なんだから……)
 その思いにすがりつきながら、ただ嵐が過ぎ去るのを待ち続けていた。
 
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