緑影騎士−竜騎士の降臨−
―後 書―
第一部「聖騎士の帰還」から20年経ってようやく完結、って思ってたんですよ。
すみません第一部の後書の日付が2001年12月7日になってたので、20年+αでしたね。
外伝の最後の後書が2002年11月9日でした。
第一部を読んでから今までずっとお待ちいただいている方、大変お待たせいたしました。
緑影騎士第二部完結です。
緑影騎士どころか小説も全然書いていない時期が何年もあり、サイトも放置しっぱなしで(その間に個人サイト時代は風の彼方に消え去って、世はSNS及び投稿サイト全盛期となりましたが)ずっと心の奥底に引っかかっていたのですが、今書き上げてようやく肩の荷が下りた気分です。ずっと放置してた宿題をようやく終えたような、長い旅路を終えたような、言い尽くせない感慨に耽っております。
覚えていらっしゃる方がいるかどうかは分かりませんが、サイトでは第二部を途中(現行の4話くらい)までアップしていたものを取り下げて、永らくそのままにしていました。そこから先、どう描写していけばいいか分からなかったんですね。
私にとって創作は「神様からぶん投げられた物語を翻訳する」というスタイルなのですが、翻訳しようにもどう翻訳していいのか分からない、あるいは文字が読めない(物語が見えない)状態でストップしてしまいました。もし20年前、何とかして続きを書こうとしてもやっぱり挫折したんじゃないかなと思います。
20年の月日が経って、その間には他の作品を書いたり、アニメ100タイトル視聴したり、創作以外のいろんなことを体験したり勉強したり、そういった経験を踏まえてようやく続きが書けるレベルになったんだなあと思うと、創作は旅をしているようだなと思います。
「聖騎士の帰還」の後書にも書きましたが、「あきらめない夢は終わらない」とこの身で証明できて良かったなあと心から思います。
永い間お待たせして申し訳ありませんでした。そして待っていただいた方、本当にありがとうございます。
長い物語を、最後まで読んで下さいましてありがとうございました。2022.05.22