真空の聲、静謐の旋律
β後書
ああ。やっちゃった。
αルート(本編)なら400字詰原稿用紙換算276枚なのに、βルートだと295枚です。
βルートまで読んで下さって本当にありがとうございます。
マルチエンディングは全部で7種類。
分岐点は下記の通りです。
・森の入口でカイトに逃げようと言われて逃げる→カイトに薬漬けにされて監禁される(ちなみにカイトは狂神官の血縁)バッドエンド1
・レンと一夜を過ごした時に愛の果実を摘む→αルート 何もない→βルート
・リン・レンとの戦いの後での泥人形戦で戦う気力がない→がくぽに助けられ、ルカの前に連れられ生贄にされる(α:オスの匂いがするとして獣の餌にされる β:ルカに生気を吸われる)バッドエンド2、3
・がくぽに真実を聞きたいかと問われて知る必要はないと斬りかかる→α・βとも封印されたルカの前で暴行致死(殺され方が少し違う) バッドエンド4、5
がくぽの話を聞くとα・βそれぞれのトゥルーエンドになります。なおバッドエンド2・3のみがくぽがルカと結ばれるルートです(しあわせかどうかはともかくとして)。
基本的にキツいエンディングばかりなので書くのがしんどくて1シナリオにしてしまったというのが大きいです。きちんとフローチャートを作った時点で、「あ。ダメ。私の右手がもたない」と思ってあっさりやめました。
小説を執筆していて、ふたつのエンディングを提示するのは卑怯かなとも思ったのですが、元々がマルチエンディングのものだったので今回はあえて両方掲載しました。βルートは16話までで終わっていたのですが、もうここまでやっちゃったんならついでにラブイチャぶっこんどけ!と突っ込んだせいでこの文字数です。そろそろ本格的に文字数を削る勉強をしなければいけないな、と反省しております。
αをとるかβをとるかで、「より切ない方」という理由でαにしたのですが、いかがでしたでしょうか。もし少しでもニヤニヤしていただけたなら幸いです。
最後の最後まで読んで下さって本当にありがとうございました!